人体図について

 

 人体図 | A頭 | E左肩
−−−−−+−−−−+−−−−−
 B右手 | @胸 | C左手
−−−−−+−−−−+−−−−−
 G右足 | D腹 | F左足

 

 

古代中国で生まれた算命学では、
心は、人間の体を通して表現され、
心も人の形をしていると考えました。

 

 

その心の形は人体図と名付けられ、
ひとりひとりに8つの星が
現れることになったわけです。

 

 

 

 

人体図の中に出てくる8つの星は、
あなたの内面を表しています。

 

 

8つの星が全部違う人もいれば、
同じ星がいくつもある人もいます。

 

 

また、同じ星があっても、
違う場所に出ている場合もあります。

 

 

 

例:1992/10/3 生まれの方

同じ星が1つもありません

 

 

 

 

例:1980/2/4 生まれの方

鳳閣星が4つ、天南星が2つあります

 

 

 

 

これらは、人間が個性豊かで、複雑な
心を持っていることを表します。

 

 

以上のように、
星全部が本人の本質を表すとともに、
周りの星(A〜D)との関係により、
さらに深く、自分を理解できます。

 

 

 人体図 | A頭 | E左肩
−−−−−+−−−−+−−−−−
 B右手 | @胸 | C左手
−−−−−+−−−−+−−−−−
 G右足 | D腹 | F左足

 

 

他人に見せる顔、親に見せる顔、
配偶者に見せる顔、子供に見せる顔、
いろいろな顔を持っています。

 

 

結婚前と結婚後の態度が変わって
しまうのも、当たり前といっても
いいでしょう。

 

 

この複雑な人間の心を知るために、
@胸、A頭、B右手、C左手、D腹の
5方向に分けて解釈していきます。

 

 

 

 

【5方向の意味】

 

 

 

 

【星が持つ意味】

よみかた 性情 状態 主義

貫索星

かんさくせい

自我心、頑固 内も外も剛 独立、不変

石門星

せきもんせい

和合、協調 内が剛、外が柔 協同、対等

鳳閣星

ほうおうせい

のんびり、温順 自然に過ごす 自然主義

調舒星

ちょうじょせい

反発、反抗 無からの発想 ロマン、空想主義

禄存星

ろくぞんせい

愛情、奉仕 瞬間の満足 現実主義

司禄星

しろくせい

温厚、堅実 内が剛、外が柔 蓄積主義

車騎星

しゃきせい

短気、直情 迅速、表裏なし 単独行動、体得主義

牽牛星

けんぎゅうせい

実直、自尊心、自負心 堅実、体制に付く 自制心、全体主義

龍高星

りゅうこうせい

忍耐、放浪、改革 創造、破壊 反体制、個人主義

玉堂星

ぎょくどうせい

知性、古典 論理的 垂直思考

 

 

人体図に現れた星について、
2つの例で説明します。

 

【例1】

 

 人体図 | 司禄星 | 天庫星
−−−−−+−−−−−+−−−−
 車騎星 | 玉堂星 | 玉堂星
−−−−−+−−−−−+−−−−
 天馳星 | 鳳閣星 | 天恍星

 

 

まず、人体図の「@中心星」が
玉堂星」なので、

  • 性情「知性、古典」
  • 状態「論理的」
  • 主義「垂直思考」

 

知性的で、古きを知り
常に論理的であり
まっすぐ考える(垂直思考)という
本質であると言えます。

 

 

また、人体図の「A頭」を見ると、
司禄星」があるので、

  • 性情「温厚、堅実」
  • 状態「内が剛、外が柔」
  • 主義「蓄積主義」

 

温厚であり、堅実
内(家庭など)には厳しく
外(社会など)には柔らかい
あらゆる物事を蓄積するという
一面もあるということです。

 

 

次に、周りとの関係性から、
自分を見ていきます。

 

 

人体図の「A頭」は、
父親、目上、上司の場所です。
そこに司禄星が出ているので、
父親、目上、上司から見て、自分は
司禄星的に見えるということです。

 

 

司禄星というフィルターを通して
自分が見られるという事です。

 

 

結果として、父親や目上の人から見て、
自分は、司禄星が持つ、
「温厚で堅実、内に剛、外に柔、
蓄積主義(物事の蓄積をしていく)」
ように見える人と言えます。

 

 

このように、

  1. すべての星が自分を表す、という観点から本質を捉える
  2. まわりとの関係性から本質を捉える

2つの視点から見ていくことで、
”自分”というものが分かってきます。

 

 

【例2】

 

 人体図 | 龍高星 | 天印星
−−−−−+−−−−−+−−−−
 貫索星 | 牽牛星 | 禄存星
−−−−−+−−−−−+−−−−
 天禄星 | 司禄星 | 天報星

 

 

まず、中心星が「牽牛星」なので、

  • 性情「実直、自尊心、自負心」
  • 状態「堅実、体制に付く」
  • 主義「自制心、全体主義」

 

実直で、自尊心・自負心があり
堅実で、大集団(体制)に身を向き
自制する心を持ち、常に全体を考えて
行動する、という本質があります。

 

 

次に、人体図「B右手」「C左手」の
関係性から、自分を見ていきます。

 

 

人体図「C左手」は恋人の場所です。
そこに禄存星が出ているので、
自分と恋人の関係は、禄存星的
(愛情奉仕的)であるという事です。

 

 

禄存星”というフィルターを通して、
関係が作られるということです。

 

 

その恋人が「禄存星」を持って
いなくても、この人と一緒にいれば、
自然と禄存星的になってしまいます
(禄存星の気に感化されてしまう)。

 

 

そして、結婚後は人体図の
「B右手(配偶者)」で見ることに
なりますので、貫索星的(頑固)
関係になってしまうということです。

 

 

このように人体図の@〜Dの5つの
星すべてが自分そのものであり、
中でも、「@胸(中央の星)」が
自分自身の本質を表しています。

 

 

そして、その他のそれぞれの方向に
ある星がその方向の人物の質となり、
そのように見えたり、見られたりするということです。

 

 

人体図の@〜Dの5方向の星は
「十大主星」といい、
あなたの性格を表しています。

 人体図|A頭|E左肩
 −−−+−−+−−−
 B右手@胸C左手
 −−−+−−+−−−
 G右足|D腹|F左足

 

 

 

 

@胸星の意味
あなたの本質
あなたの考え方が表れる、
重要な星です。

 

A頭星の意味
あなたの父親や上司など、
目上の人との関係
目上の人から見て、この星の
性格や行動が、あなたの本質で
あるように見えます。

 

B右手星の意味
配偶者・弟妹との関係
結婚後、家庭で発揮される星。
他人からは見えません。

 

C左手星の意味
恋人友人母親兄姉との関係
友人や社会から見える場所で、
損得ない交際で発揮される星。

 

D腹星の意味
目下の人や子供との関係
適職や才能を知りたいときに活用します。
目下の人(部下等)には、
この星の性格や行動があなたの
本質であるように見えます。

 

 

E〜Gの3つの星は、
「十二大従星」といい、
あなたの運勢を表します。

 人体図|A頭|E左肩
 −−−+−−+−−−
 B右手|@胸|C左手
 −−−+−−+−−−
 G右足|D腹|F左足

 

 

 

 

E左肩星の意味
初年期の運命
※ 0〜20歳ぐらい
主に子供の頃の性格を表し、
また老年期の性格の一部とも
なります。

 

F左足星の意味
中年期の運命
※ 成人〜60歳(還暦)
人生の目的や役目意識が
現れます。また、職業意識や
社会観が生まれるところです。

 

G右足星の意味
晩年期の運命
※ 60歳〜
晩年においてどのような
人間性を持つかが現れます。

 

 

【星が持つ意味】

よみかた 期種 状態 エネルギー

天報星

てんぽうせい

胎児期

変転変化、多芸多才、お天気屋、無の形成

3点

天印星

てんいんせい

赤子期

無心、甘受、かわいい、ユーモア、長男、養子

6点

天貴星

てんきせい

幼年期

長男長女、プライド、品位、学問、習得、信頼、お洒落

9点

天恍星

てんこうせい

青少年期

自由、タレント性、芸能、夢、優雅、恋、離郷、色気

7点

天南星

てんなんせい

青年期

批判精神、前進力、頑固、負けず嫌い、粘り、反骨

10点

天禄星

てんろくせい

壮年期

安定、堅実、忍耐、説得力、バランス、慎重、論理、守備

11点

天将星

てんしょうせい

頭領期

王様、リーダー、エネルギッシュ、苦境、創始者

12点

天堂星

てんどうせい

老人期

落ち着き、理性、自制心、バランス、常識、引っ込み思案

8点

天胡星

てんこせい

病人期

夢、ロマンチスト、音感、直感、感受性、懐古趣味

4点

天極星

てんきょくせい

死人期

柔軟性、宗教、直感、広がり、純粋、お人好し、技術

2点

天庫星

てんこせい

入墓期

コリ性、探究心、墓守、長男長女、歴史、頑固

5点

天馳星

てんそうせい

彼岸期

多忙、活動、瞬間の大器、スピード、無欲

1点

 

 

 

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